直近、SEOのAIライティングツールを使ってみたので、Webマーケティングコンサルとしての所感を書きます。
結論、使いやすく大幅な工数削減になるが、SEOディレクターのリライト/レビューで品質管理は絶対に必要。
今回使ったのは1種類ですが、特定のAIツールに限らず、多くの生成AI系のSEOライティングツールに敷衍できる内容なはずです。
AIツールを使ってみてのフィードバック
■ 所感:
使いやすさ:かなり使いやすく、非SEOライターでも最低限の草稿を作ることは可能。
工数:リライト含めて仕組化前提で1記事当たり最低1.5時間(アップロード工数含めて)ぐらいの工数はかかるかと思います。(リサーチ含めて通常だと5時間ぐらいでしょうか。)。一度文章を作るまでは5分ぐらいで出来ますが、SEOライティングの経験があるディレクターが最低限品質担保する必要はありそう。
品質①:ChatGPTにそのまま書かせるよりは十分マシな文章が作られるぐらいのレベル。ただ、 1記事あたり最低限の品質を提供するためにリライトは必須。仮にサービスとして提供する際は、ChatGPTを使っているためとにかく安く大量に最低限の文章を書いてくれればOK!というぐらいの期待値ぐらいにしないと怖い。
品質②:ChatGPTならではの英語をそのまま翻訳したような文体であったり、当たり障りのない言い回し (読んでてあまり勉強になるインサイトがない) が気になります (ex:○○のためにはデータを参照しながら、○○するのが大切です。みたいな当たり前の文章、で具体的にどうすればいいの?みたいなところまでのインサイトがない。 )
結論、AIツールは使えるという話と期待値の話
上記を踏まえて、ネガティブな部分をあえて強調しましたが、私は生成AIツールはコスパに見合うものはどんどん利用していこうと感じました。
ただ、私自身あるいは信頼できるディレクターをつけないときつい、というのも肌で実感しております。
生成AIを一切使わないというのも全然アリだと思うのですが、草稿レベルなら十分な品質を出してくれる気がします。
ライティングの工数は生成AIに任せて、企画・リサーチの部分に時間を割くことが出来るため同じ所要時間であれば、全体的な品質向上を考えると導入するのは有効に思えます。
一度、テストでトライアルしてみるのもいいでしょう。私の使ったツールで良ければ、DMいただければご紹介します。
最後にSEOに関する思い出話ですが、私が事業会社にいたときに、とある自社の人材系のサービスのSEOに注力することになりました。
結果的に、ドメインパワーもそこまでない状態から、上位記事をたくさん獲得出来て、当時の所属企業より知名度が高い競合企業を半年ほどでSEOで勝てました。
(※ おそらく競合の企業の担当者あるいはその企業の広告代理店の方であると思われる企業から情報を知るためにスパイっぽい問い合わせがたくさん来たのも、興味深い思い出です。)
SEOに着手する際は、外部のコンサルタントに相談したのですが、まずいわれたのは下記のようなこと。、
「絶対に外部に投げず、社内の担当者が本気で20記事ぐらい書くべきです。熱がこもっていることが重要です!」
当時は、「ゲー!大変だ!」と感じたのももちろんありますが、それよりもSEOライティングしたことなかったので、結果でるのかしら、と不安でした。
ただ、先ほどお伝えしたように、思いっきり熱を込めて書いた結果、めちゃくちゃ結果は出ました。
※ 熱量のレベルとしては、おそらく民間企業で私以上に当該領域について公表されているデータを読み漁っていた人間はいなかったと思います。少なくとも、ライターというくくりなら絶対負けてなかったと言い切れます。大学教授などにも会いに行きましたし、色々な関係者にインタビューしました。
当時書いた記事は今思い出しても熱こもってるな、読んでてなんかいいなと感じます。
当時の私に生成AIを紹介したら絶対導入していたでしょうし、ライティングの工数削減出来て浮いた時間を、企画作成、リサーチやインタビューなど自分にしか獲得できないような情報獲得部分に時間を投下出来たと思います。
以上です。
弊社では、SEOに限らず、Webマーケティングの相談を承っております。もしご相談があれば、ご連絡ください。